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忍之一字の心とは
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 第二次世界大戦時、日本で唯一、凄惨な地上戦の舞台となった沖縄。

 戦後も、基地問題、県民所得最下位など厳しい現実に直面していますが、そん
な暗い一面を吹き飛ばしてしまうのが所謂「沖縄オバァ」のパワー。

 沖縄オバァ研究会出版の「沖縄オバァ列伝」「オバァの喝!」には、戦後を強
烈なパワーで生き抜いたオバァたちの抱腹絶倒のエピソードが満載です。
 まさに「下手な漫才より笑え」ます。

 中でも最も強烈だと言えるのが「モービル油の天ぷら」の話。
  
 戦後、モノのなかった頃、飢える子どもたちに、台所を預かるオバァ達は天ぷ
らを作ります。「2切れ以上は食べるな」ときつく言われるのですが、食べざか
りの子供、禁を破って食べてしまいます。
 そしてその日の夜、猛烈な下痢に悩まされるというお話。

 この天ぷらの油、オバァ達が米軍基地などで入手した、飛行機などに使うモー
ビルの機械油で揚げたもの。
 粒子が細かすぎ、消化されずに腸を通過してしまうのですね。
 
 この時代、これを食べた経験者は枚挙に暇がないそうです。尾籠な話、中には
自覚する暇もなかったなんてことも。
 
 死亡者もあったそうから、笑い事でもないですが、当時者たちはしっかり笑い
話にしてしまっています。
 
 私も爆笑しつつ、戦後の悲惨さ、人間の逞しさを感じさせる話だと思いました


 「現代画報」2010年2月号の普天間基地の記事を見て、ふと思い出したエピソー
ドです。 



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